人命救助-7/7_完結
あれから15年。
たまに、ふっと右手の古傷を見る事がある。
と思いだす。
ほとんど忘れかけてはいるものの。
彼女からの便りはない。
が、
私は、信じている。
きっと、どっかで生きていてくれて、
そして結婚して、子供も生まれ、その子を抱いた瞬間に、
「あの時、生きてて良かった!!」
って感じてくれている事を。
警視総監賞は、頂けなかったが、私の右手の古傷は、
私とって、忘れられない心の勲章だ。(完)
あれから15年。
たまに、ふっと右手の古傷を見る事がある。
と思いだす。
ほとんど忘れかけてはいるものの。
彼女からの便りはない。
が、
私は、信じている。
きっと、どっかで生きていてくれて、
そして結婚して、子供も生まれ、その子を抱いた瞬間に、
「あの時、生きてて良かった!!」
って感じてくれている事を。
警視総監賞は、頂けなかったが、私の右手の古傷は、
私とって、忘れられない心の勲章だ。(完)