“アマゾン企業戦略に学ぶ"「それ!騙されてますよ!」 【リフォーム工事】における“情報の非対称”
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<情報の非対称>
※「売り手」と「買い手」の間において、
「売り手」のみが専門知識と情報を有し、
「買い手」はそれを知らないというように、
“双方で情報と知識の共有が、
できていない状態”
のことを指す。
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私は、
リアルでは、工務店のリフォーム営業マンをしている。
ちっちゃいけど、そこそこしっかりしている工務店なので、
“ 飛び込み ” で話を進めても、ちゃんと伝わりさえすれば、
お陰様で、最終交渉後→ほぼ即決でいつも契約を頂いている。
まれに、「返事を待ってくれ!」と言われても、
100万円_前後
またはそれ以上!
の高い買い物なので、当然だ思い、お待ちする。
※この前、屋根・外壁塗装の案件でこんな事があった。
最終交渉をしていて、
「ちょっと、
何日か
待ってください。」
と言うタイプのお客様だったので、
快く「お待ちします。」で、一旦退散した。
☆他社の話も聞いてみたいという事のようだ。
わたし的には、相見積もりは当然!であり、
逆に
相見積もりすべきであり、して欲しい
と思っている。
なぜなら、
相見積もりして頂き、もし当社を選んで頂いた暁には、
その資料を頂け、貴重な私の営業ツールになるからである。
(結構、持ってま~す(^^m)
ところが、
その「ちょっと待って」と言ったお客様、
知らない間に他社と、なんと!
契約してたーー!
「マジか!?」と思い、
真摯に話を、おくさんにお伺いすると、
主人がメーカーブランドが気に入ってか、
わたしの会社で使っているのより、
効力の低い塗料で、
うちより
高い価格で、
契約したというのだ!
(T-T*)
私は、個人的に他社の、科学的データも
持っているので、
「ちょっとまて、
ちょっとまて、
おにいさん!」
と、再提案したいところだったが、決めてしまった事をひっくり返すのは、ご主人さんもいい気はしないし、その業者だって黙ってはいないと思うので、ぐっと涙をのんだ。
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<情報の非対称>
☆「売り手」は、「原価+利益」
「買い手」は、
「なっとく購入価格」が、
一致していたら、何の問題ない世界だ、が、
◎ここに、たまに
大きな
「情報的差異」_
が生じる!
<情報が非対称>
なのである!
※「売り手」にすれば、
いかに安く仕入れ(作り)、
自分の利益をのせて、
いかに高く売るか?が
ビジネスである。
ここには、本来、企業の良心が不可欠なのだが、
残念ながら、資本主義のお決まり<搾取>の理念が含まれる
ことが多い←全部とは言わないよ!
※一方、「買い手」にしてみれば、
『 満足できるもの 』=良品を、
いかに安く買うか?
という、
【価格】と【価値】
の戦いがある。
☆【価格】とは、相対的で客観的な評価、
★【価値】とは主観的な感覚であると思う。
簡単に言うと、「買い手」からすると
「買ってよかった!」(価値)と自分が思い、
“周りが好評価”(価格)してくれたら、
何の問題のない世界である。
ところが、
ほとんどの取引は、このバランスがうまく取れていないのが実情ではないのだろうか?(ズバリ!「売り手」側にいる者として)
そこには、
<情報の非対称>がある。
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※こんな事もあった。
ネットで “ココナラ” というサイトで、
“ 心の悩み相談 ” をしている。
ある相談者の話。
最初は、一般相談者からの御悩み事として
対応していたのだが、よくよく聞くと、
なんとそのサイトで
占いの出品をしている大先生からの
御悩み事であった!
>実は、リフォーム工事をしたのはいいけれど、手抜きをされて、家が傾きそうにひどいので、弁護士を立てて裁判を起こそうとしているが、建築知識等の必要な訴訟なので、弁護士にも不確実な所があり、いろいろ教えて欲しいという内容>
(オーバーな写真でした。すみませんm(_ _)m )
リアルの仕事(工務店のリフォーム営業マン)も、
お伝えしているので、頼って来てくれた事は、うれしい!?
そして、その“業者”=「売り手」の工事の内容は、かなりのお粗末!
!近くなら、即 駆けつけて
お手伝いするのだが、田舎の私からはあまりにも遠隔地。
メッセージのアドバイスしかできなかった
ゴメンナサイm(_ _)m
※同類業者として、ひじょーーうに、
淋しい思いがした!
そして、いろいろ話を聞くところ。
本来は、弱者である消費者「買い手」は、常に守られている。
と言っても、
工事完了後のクレーム裁判は、あまり良い判例はないらしい!
かなりの事例で、“泣き寝入り”
の結末が多いと嘆いていた。
・・・くやしい限りです。
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<情報の非対称>
Eコマース(電子商取引)の世界
=アマゾンとかのネットショッピングにも、
この<情報の非対称>が存在する。
巷は、
[ネットショッピング
全盛期]
なのだが、
ちょーーと冷静に考えてみて欲しい。
「買い物をしたのは、いいけれど」
ほんとうに、
それって、大丈夫!?
って考えた事、ないですか?
!いくら「早い」って、頑張っても
何時間後、次の日、何日後。
リアルタイムではない!
※アマゾンとかは、まずは、本来ニッチな市場からの
参入だったけれど、
感覚麻痺が起こっては、いないだろうか?
(手に入りにくいモノが買えるから、
何でも簡単に買えるの、簡単に買えるに
依存していないだろうか?)
※リアルで近くで売っている物なら、
“行って”、
“見て”、
“感じて”、
“確かめて”
その場で、(リアルタイム=即)
いいものが買える!
冷静になれば、誰でも分かる。
リアルな買い物=「普通ショッピング」って、
家にいて、ワンクリック=「ネットショッピング」
からすると、少しダサいかも知れないけど、
割り切って、
『コミュ力アップ』と
『一般情報力アップ』と
『ダイエット』等と、
考えれば・・・・。
「なんか、本当にいいものに、
出会うかも知れない!」と思うのは、
私だけだろうか?
“ 決してリアルショッピングを
推奨しているのではない!”のだが、
☆正しく、安くて、良い選択を
みんなしたいと思っているのではないのだろうか!?
そこには、最終的に、
<情報の非対称>を凌駕する
「人と人との、
正しいつながり」
がいい答えを生むような気がする。
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「それ、
騙されてますよ!」
end