人命救助-2/7

マジで、

右腕を机に伸ばし、身動きしない女の子の姿を見た。

机の上には、大量の睡眠薬が、蒔き散らかしていた。

完璧ドラマのワンシーンなのだが、いやいや現実!

 

私は、躊躇なく、その子に近寄った。

すると、

はーーっ、はーっと、虫の息が聞こえる。

そこで、彼女の肩を何度も叩き、

「がんばれ!!  死ぬな―!」

「がんばれ!!  死ぬな―!」

「がんばれ!!  死ぬな―!」

と、叫んだ。

 

そして、

外にいる友達に

「救急車、救急車、呼べ――――!」と、

大声で訴えた。

 

時間なんて分からない。

とにかく、救急車が来た。

 

そして、

まず、救急隊員が、

「怪我は、ないですか?」と、言われた。

 

???

 

なぜか、

その辺り一面、血の海だったのだ・・・。